完結済みのミステリー漫画は、物語の結末まで一気に読める安心感と、読み終えたあとに残る深い満足感が魅力です。本記事では、心理戦、サスペンス、人間ドラマ、ホラーやファンタジーなど、多彩なジャンルから厳選したおすすめ作品を30作以上ご紹介します。どの作品もすでに完結しているため、続きを待つストレスなく没入できるのが特長です。読みごたえのある名作を探している方や、今まさに気になっている作品の雰囲気を知りたい方に最適なガイドとなる内容です。
- 完結済みで一気読みできるおすすめミステリー漫画を厳選紹介
- 心理戦・サスペンス・人間ドラマなど多彩なジャンルをカバー
- 短編から長編まで、読者の読みたいスタイルに応じて選べる
- 映像化作品や初心者向けの読みやすい作品も豊富に掲載
- 読後の余韻や再読の楽しさも味わえる名作が揃い踏み
心理戦と知略にゾクッとする!頭脳派ミステリー漫画

マンガなびイメージ
緻密な推理や心理的な駆け引きが展開される「頭脳派ミステリー」は、読者の知的好奇心を刺激しながら、ハラハラする展開でページをめくらせてくれます。登場人物たちの会話や行動の裏にある“意図”を読み解く楽しさは、このジャンルならではの魅力です。
「単なる謎解きでは物足りない」「心理戦や頭脳戦を楽しみたい」という方にぴったりなラインナップを紹介します。
緊迫した心理戦がもっと読みたい方はこちらの記事もおすすめです。
『めちゃくちゃ面白いサスペンス漫画』では、手に汗握る名作を厳選紹介しています。
DEATH NOTE 命を賭けた天才同士の頭脳戦
一冊のノートに名前を書くと人が死ぬ——そんな力を手に入れた夜神月と、それを追う天才探偵Lとの対決は、まさに知力と信念のぶつかり合いです。誰が誰を騙し、追い詰め、出し抜くのかというスリルが全編にわたって展開され、読み手の予想を常に裏切ります。善悪の境界を問いながら進むテーマ性の高さも魅力で、心理戦が好きな方には必読の作品です。
LIAR GAME 欺き合いの心理バトルがクセになる
人を騙すことが前提の「ライアーゲーム」に巻き込まれた女子大生と、天才詐欺師のコンビが挑む数々のゲームは、毎回想像を超える展開で魅せてくれます。緻密に設計されたルールと抜け道、登場人物たちの裏の裏をかく行動に、最後まで油断ができません。心理ゲーム好きはもちろん、知的な駆け引きに痺れたい方におすすめです。
多重人格探偵サイコ 多重人格が暴く連続殺人の闇
多重人格者である探偵・雨宮一彦が、不可解な連続殺人事件を追う異色のサスペンス。多重人格という設定が単なるギミックにとどまらず、物語全体の構造やテーマにも深く関わっており、読むほどに引き込まれていきます。複雑な構成とグロテスクな描写もあり、大人向けのハードな心理ミステリーを探している方に強くおすすめします。
秘密 -トップ・シークレット- 記憶を覗き見る未来の警察ミステリー
死者の脳に残された記憶を映像として再生するというSF設定を軸に、警察捜査と人間ドラマが交差する緊迫の物語。「真実」を映し出すその技術が、時に人の心を壊す危うさも描かれており、読み手に深い余韻を残します。冷静と情熱が交差する捜査官たちの心理戦に引き込まれること間違いなしです。
短くても濃密!サクッと読める完結済みミステリー

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短い巻数ながらも、印象に残る物語と鋭い謎解きが詰まった完結済みミステリー漫画は、忙しい日々の合間でも読了感を得られるのが魅力です。1~3巻ほどでしっかり完結する作品が多く、サクッと読めて満足感も大きいのが特徴です。
「気軽に読みたい」「短編で実力派の物語を楽しみたい」という方にはぴったりのカテゴリです。
空飛ぶ馬 心に余韻を残す“日常の謎”の名作
人気作家・北村薫による小説『空飛ぶ馬』を原作とした、山崎紗也夏によるコミカライズ作品です。日常の中に潜む小さな違和感や不思議を、美しく静謐な筆致で描いた“日常の謎”系ミステリーの名作。激しい展開はないものの、読後にそっと心に残る余韻があります。しっとりと落ち着いたミステリーを読みたい方におすすめです。
探偵綺譚 石黒正数短編集 軽やかに読める本格派短編集
『それでも町は廻っている』『天国大魔境』などで知られる石黒正数による探偵色の強い短編集で、ユーモアと謎解きが絶妙に絡み合った一冊です。独自の切り口で描かれる短編ミステリーの数々は、読み終えたあとに小さな驚きが残ります。シンプルながらも意外性のある展開は、忙しい日常の中でもサクッと楽しめる上質なエンタメです。
告白-コンフェッション- 極限状態での告白から始まる心理劇
雪山で遭難した二人の男。そのうちの一人が語り始めた“ある殺人”の告白——という密室サスペンスです。登場人物の心理が極限まで追い詰められる様子に息を呑み、結末には戦慄を覚える読者も多いはず。1巻完結ながら濃密な緊張感が詰まっており、重厚な物語を短時間で味わいたい人におすすめです。
medium 霊媒探偵城塚翡翠 霊能力×論理で事件を解決
霊媒でありながら論理的な推理を武器にする異色の探偵・城塚翡翠が活躍する短編連作ミステリーです。霊視だけに頼らず、証拠や動機を突き詰めていく展開は、本格派ミステリーファンにも納得の読みごたえ。ビジュアルも美しく、キャラクターの魅力も強いため、短編ながら深く没入できます。
レイヴンエンドの人びと レトロな館で巻き起こる静かな謎解き
古びた洋館を舞台に、ミステリー好きのメイドが不可解な事件に挑む物語です。派手な演出は少ないものの、静かな緊張感とクラシカルな雰囲気が心地よく、落ち着いた気持ちで読み進められます。全2巻と短くまとめられていますが、キャラの関係性や屋敷の設定にもしっかり厚みがあり、満足度の高い一作です。
親愛なるA嬢へのミステリー ミステリーと恋が交差する3巻完結作
ミステリー作家で探偵でもある男性と、彼の世話役となった女性のコンビが織りなす事件と恋の物語。小説のネタが現実の事件に重なるという設定がユニークで、ロマンスと謎解きが自然に絡み合います。全3巻ながら起承転結が明快で、甘すぎず切なさもある展開が、恋愛要素のあるミステリーを探している読者におすすめです。
長編でじっくり没入!読み応え抜群の完結ミステリー

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ページ数の多さを活かして重厚なストーリーと濃密な人物描写を展開する長編ミステリー作品は、読者の心を深く揺さぶりながら物語の世界に没入させてくれます。謎が徐々に明らかになっていく過程や、巻を重ねるごとに深まるキャラクターのドラマが大きな魅力です。
「一気にハマれる作品をじっくり楽しみたい」「読み応えのある物語を求めている」方におすすめの作品を厳選しました。
MONSTER 人間の闇に迫る心理サスペンスの金字塔
天才脳外科医テンマが助けた少年が、後に恐るべき連続殺人犯“ヨハン”となる——。その罪と向き合うために追跡の旅に出るテンマの姿を描いた、人間の本質を問いかける心理サスペンスです。緻密な伏線と深いテーマ性、登場人物の多層的な描写が圧巻で、読後も心に残り続ける名作です。
YASHA 夜叉 遺伝子操作が生んだ悲劇と謎
遺伝子操作によって生み出された超人的な能力を持つ少年が、自らの出生の謎と向き合いながら成長していくSFミステリーです。静と動のバランスが取れたストーリーテリングと、絵の美しさが物語の深みを引き立てます。SF要素がありながらも、登場人物たちの葛藤や愛情が丁寧に描かれており、幅広い読者層に刺さります。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃 過去の罪と向き合うダークミステリー
失われた記憶の中に眠る“罪”を追いかける高校生の物語です。主人公の視点で少しずつ明らかになる過去と、そこに関わる人物たちの歪んだ関係性に、読者は否応なく引き込まれます。いじめ、加害と被害、贖罪と再生といった重いテーマを扱いながらも、構成が巧みで読ませる力のある作品です。
クジャクのダンス、誰が見た? 過去と現在が交錯する犯罪サスペンス
父を殺された娘が、彼の遺した手紙をもとに真相を追いかけるクライムサスペンスです。現在と過去の事件が繋がっていく展開は、緻密な構成で読み応え十分。元刑事の父と娘の絆や葛藤が軸となり、単なるミステリーを超えた人間ドラマとしても優れています。
変化球が面白い!異色の設定やジャンルが光るミステリー

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ミステリーと一口に言っても、その世界観やジャンル設定は多種多様です。このセクションでは、定番の探偵ものや警察ものとは一味違う「変化球」的なミステリーを集めました。SF、ホラー、日常の謎、ファンタジーなど、それぞれの世界観で独自の謎とドラマが展開されます。
「ひと味違うミステリーが読みたい」「ジャンルの枠に縛られずに楽しみたい」という方にぴったりです。
ビブリア古書堂の事件手帖 本に秘められた謎を読み解く“日常の謎”
北鎌倉の古書店を舞台に、店主の女性が古書にまつわる謎をひとつひとつ丁寧に紐解いていくビブリオミステリーです。本や文章にまつわる深い知識と人間関係の機微が魅力で、事件性は薄めながらも知的好奇心をくすぐられます。殺伐とした展開が苦手な方でも安心して読める、穏やかで奥深い作品です。
Another 学園に巣食う“呪い”と不条理ホラー
“この世ならざる存在”によって引き起こされる連続死を止めるため、転校生が学園の謎に迫るホラーミステリーです。じわじわと高まる恐怖、クラスメイトの死を防ごうとする焦燥感、そして思いもよらぬ真相が、ページをめくる手を止めさせません。ホラーと本格ミステリーの境界を巧みに横断する作品です。
地獄くらやみ花もなき 地獄の裁判を描く異世界ミステリー
罪人が裁かれる“地獄”を舞台に、死者の魂に真実を問いかける異色の法廷ミステリーです。幻想的な世界観と荘厳な雰囲気の中で繰り広げられる裁きと対話は、物語に深い余韻を与えます。単なる謎解きにとどまらず、人の業や救いといった哲学的テーマも内包した一作です。
感情が揺さぶられる!人間ドラマ×ミステリー

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ミステリー漫画の中には、謎やトリックだけでなく、登場人物の感情や人生に強く訴えかけてくる作品があります。事件の背後にある人間関係や心の葛藤、家族や過去との向き合い方に共感し、読み終えた後に心が温かくなったり切なくなったりする余韻が残るのが特徴です。
「ミステリーを通して人間ドラマも味わいたい」「ストーリーに感情移入して泣きたい・考えたい」という方におすすめの作品です。
テセウスの船 父の冤罪を追うタイムスリップ×家族の物語
殺人犯として逮捕された父の無実を信じて、過去にタイムスリップした主人公が事件の真相を追うサスペンスです。家族の絆を信じて行動する主人公の姿に胸を打たれ、ただのミステリーでは終わらない人間ドラマが展開されます。過去の出来事を変えることで未来がどう変わるかというテーマも丁寧に描かれ、涙腺を刺激する感動作です。
ウツボラ 作家と双子の女の謎、重厚な心理描写が魅力
謎めいた女性の死をきっかけに、小説家と双子の姉妹の過去が交錯していく心理ミステリーです。ミステリーでありながら、人物たちの内面や欲望、罪の意識が静かに深く掘り下げられており、読むほどに心に重みを残します。文学的な雰囲気と耽美な作画も相まって、繊細な人間関係の機微に惹かれる読者に特におすすめです。
僕だけがいない街 過去を変えて未来を救う感動サスペンス
過去に戻って事件を防ぐ“リバイバル”という能力を持つ漫画家の主人公が、小学生時代の誘拐事件と母親の死の謎に挑む物語です。過去と現在を行き来しながら、大切な人を守ろうとする姿に感情を揺さぶられます。サスペンスとしての完成度も高く、同時に成長や友情、家族愛が丁寧に描かれている、総合力の高い名作です。
あなたにぴったりの完結ミステリーを見つけよう
本記事では「完結済み」の定義として、第1部の完結や物語単位での終結が明確な作品も含めています。一部、シリーズ名を変えて続編が刊行中の作品もございますのでご了承ください。
ミステリー漫画の世界は、短編から長編、心理戦から人間ドラマまで、多彩なテーマと設定で読者を引き込みます。特に完結済み作品は、一気読みの爽快感と、結末まで安心して物語を楽しめる点が大きな魅力です。あなたの気分や好みに応じて、心に残る一冊を見つけてみてください。
どれから読む?初心者は短編か映像化作品がおすすめ
ミステリー漫画が初めての方には、1~3巻で完結する短編や、すでにアニメ・ドラマ化された作品がおすすめです。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』や『僕だけがいない街』などは読みやすさと満足感のバランスが良く、物語に入りやすい構成が魅力です。
サスペンス好き必見!心理戦×伏線回収が光る5選
読み応えを求める方には、緻密な構成と張り巡らされた伏線が魅力の作品がおすすめです。『DEATH NOTE』『LIAR GAME』『MONSTER』『秘密』『クジャクのダンス、誰が見た?』などは、ストーリー展開に加えて心理戦の妙が堪能できます。
読了後にもう一度読み返したくなる名作で“再読沼”へ
一度読んだだけでは気づかない伏線や視点の変化が光る作品は、再読によって新たな発見があるのも魅力です。『ウツボラ』や『Another』『テセウスの船』などは、2度目以降の読み方で印象ががらりと変わることも。じっくり作品世界に浸りたい方にぴったりです。